先端技術で利益を得ようとしている企業への投資

株投資で売買する基準として大きく分けて2つの分析方法があります。企業の資産や業績から適正価格を算出して、割安感があれば購入するファンダメンタルズ分析と株価の過去の動きから今後の株価の動向を予想するテクニカル分析です。
しかし、2つの分析では対応しにくい銘柄があります。それは先端技術によって利益を得ようとしている企業です。
そのような企業は売上がほとんどない上に、研究費用がかかるため、利益を上げている企業の方が少ない傾向があります。ただ、将来的に魅力のある技術であるため、投資家が夢を買うつもりで投資することがあります。株式分割などで、少額で株を購入できるのでれば、多くの投資家に注目され、現在の企業価値で見たら、割高過ぎる時価総額でも株価が維持されることもめずらしくありません。いつかは大きく下落するだろうと考える投資家もいますが、先端技術で確実な収益を上げることができれば、競合他社がいない分、増収増益の上昇率が前年比の何倍となることがあり、割高過ぎる時価総額だったのが適正もしくは割安な時価総額に達することもあります。
先端技術は投資家にとって、将来的な魅力があっても、ビジネスとして成り立つのか判断するのが難しいところがあります。株価の動きも期待感という不確実な理由で上がっているので、ネガティブなニュースが流れると期待感から失望感に変化して、売りが売りを呼び大暴落することもあります。
先端技術の銘柄はハイリスク・ハイリータンであり、株価の動向も読みにくいことを考えると、莫大な利益を得ようと大量に購入することは大きな損失を招くリスクもあるので、宝くじのように夢を買う程度の投資額に抑えた方が良いといえます。